このJA全農
WCBF少年野球教室は、世界のホームランキング・王貞治さんとハンク・アーロンさんが野球を身近なスポーツにしようと1990年に立ち上げた「ワールド・チルドレンズ・ベースボール・フェア(WCBF)」の理念に賛同した(財)世界少年野球推進財団が1993年から開催しており、JA全農はじめ全農グループをあげて協賛、「Catch Your Dream!(夢をつかみとれ)」をキャッチフレーズに毎年、日本各地で開かれています。ことしも5月の山口県下関市を皮切りに、6月には滋賀県草津市で行われ、庄内町での開催は3回目。9月以降も長野県諏訪市、沖縄県糸満市、福井県越前市で予定されています。
WCBFの専務理事を務める村田兆治さんがこの野球教室の校長先生となり、文字どおり全国を飛び回って子どもたちを指導しています。足を高く上げる独特のフォーム「まさかり投法」でなみいる強打者を次々と三振に討ち取り、プロ通算215勝を挙げ野球殿堂入りを果たした大スター・村田兆治さんがやってくるとあって、開催地では各会場とも超のつく人気ぶり。庄内会場には、トリックプレーで人気を博した元大洋ホエールズ(現・横浜ベイスターズ)の捕手・市川和正さん、同じく大洋ホエールズ時代に高木豊・加藤博一両選手とともに「スーパーカートリオ」として活躍し、移籍後の94年には日本シリーズ第2戦でセンターライナーをダイビングキャッチして多くのファンを感動させ巨人優勝の立役者となった屋鋪要さん、内野・外野どちらもこなし阪急時代にはメジャーリーグで活躍中の田口壮・イチロー両選手と組んだ「鉄壁の外野」でゴールデングラブ賞を獲得した本西厚博さんが、校長先生をアシストして子どもたちに指導をしてくださいました。
村田さんは殿堂入りの基準となる200勝目を山形県の中山野球場で達成しているとあって、大の山形びいきとして知られ、だだちゃ豆やさくらんぼ、山形牛など特産品にも造詣が深く山形県産の農産物をわざわざ取り寄せているほどの「山形通」。また現役時代に負ったケガで日本で最初に利き腕の腱移植手術を受けた経験から「強い体づくり」を訴えており、「食べたものはウソをつきません。食事は体の基礎を作り、その積み重ねが明日の結果につながります」と、子どもたちに「しっかり食べること」を指導することでも知られています。この日も4人のコーチが子どもたちに指導する合間に、「ご飯をたくさん食べて大きくなれよ」と気さくに声をかけていました。
ウォーミングアップやベースランニングなどの基本動作が終わってからの実技では、分野ごとにそれぞれのコーチに分かれ、ボールを使って本格的に練習開始。各コーチとも時おりするどい視線で選手の動きを追い、欠点を見つけては正しいフォームやその練習法などを教えていました。子どもたちも、ボールはキャッチするまで必ずボールに正対していること、投げるときはボールを正確ににぎり、ヒジを落とさずに振りぬくこと、バッティングではタイミングをはかるとき軸足に体重を乗せる「タメ」をつくることなど、学年や個性に合わせたキメ細かい指導に、短時間で見ちがえるほどグングン上達する自分に驚いたようす。うまくできて「いいぞ」「グー」など声をかけられると、みな一様に、はにかみながら笑顔を浮かべていました。
実技講習でフォームのお手本を示すため村田さんがひょいと遠投してみせると、あまりの飛距離に子どもたちだけでなく保護者の間からも感嘆の声が上がりました。また盗塁に必要な離塁のタイミングを教えるため村田さんがマウンドに上がると、走塁に自信のある子が名のりを上げて2盗対決となり、いっしょに講習に来ていた地元リトルリーグの指導者がミットを構えることに。思わぬ見せ場に会場が沸きました。
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サインボールを手に満面の笑顔。左からMVPの八幡くん、田澤くん、小野寺くん |
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閉会式ではこの日のMVPが発表され、朝暘六小の小野寺祥弘くん(6年)、松原小の八幡潤哉くん(6年)、余目一小の田澤陸くん(4年)の3人が、村田さんのサインボールを受け取り満面の笑顔を見せていました。
JA全農はことし16年目を迎えた少年野球教室のほかにも、ミニバスケットボールやサッカーなど小学生を対象に、こうしたスポーツ振興に積極的に取り組んでおり、これからも子どもたちの食と健康を守る活動を続けていきます。
※ ガールズバスケットボールキャンプ、チビリンピック8人制サッカー大会など
JA全農山形は、地域のスポーツ振興を通して、これからも子どもたちの心と体の成長を応援していきます。 |